☆男目線☆ 【完】
夕方になり、私は変装を解き、女の子の姿になり、ピンクのフリルが付いたトップスに白のショーパンを履き、デニムジャケットを羽織った。




―コンコン


『竜也、ちょっと良い?』


「何?」


ドア越しに竜也が呟いた。


『ちょっと買い物しに行くんだけど、一緒に行かない?』


「何で?」


うーん。さすがクールボーイ…。


言葉数が少な過ぎて、何を言おうか迷ってしまうよ。


『スーパーに行くから手伝ってほしいな〜なんて。』


「……」


『……』


何か喋ろーッッ!!


沈黙は苦手なんだよぉ(泣




「…………良いよ。」


竜也は小さな声でポツリと呟いた。


『……え?』


「だから…良いよって。」


『あああありがとう!!』


断られるかと思った…。
でもただの買い物だし…。
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