☆男目線☆ 【完】
秀「2年B組、浅倉侑希、写真部所属。」


侑「なっ!!」


浅倉は何故自分の事を知っているのか、秀の発言に戸惑った。


秀は記憶力が良いからか、全校生徒の顔と名前、部活動などを把握していた。


竜「何で瑠羽を撮ってた?」


侑「いや……あの……。」


浅倉は眼を泳がせ、冷や汗をかいていた。


隼「瑠羽の親衛隊の人?」


侑「いや……その……あの……。」


翼「はっきり言えよ!!」


翼は癇癪を起こしながら言葉を放った。


侑「はいッッごめんなさいッッ」


浅倉は勢いよく土下座し、額を下にぶつけた。


侑「〜つッッ」


浅倉君は痛そうに額を手で抑えていたので、瑠羽は浅倉君の元にしゃがんで、憂色な顔を覗かせた。


侑「わッッ////」


浅倉はズザザッと後退し、顔を真っ赤にさせた。

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