☆男目線☆ 【完】
女装メンバーの中で特に目を引く瑠羽。
チアガールの衣装を着ているのだ。


赤と白ベースにシルバーとゴールドのライン
胸には黄色とピンクで描かれた“CHEER”のロゴマーク


脚にはルーズソックス


コスプレにしては凝ったデザインになっている。


皆が注目しているのはそれだけじゃない。


栗色の艶やかな髪
白雪の肌
濁りの無い大きな黒い瞳
長い睫毛
紅色に染まる頬
ぷっくりとした形の良い唇


プリーツスコートから出る白く細長い脚……。




健全な男子なら、こんな美少女をほっておくわけがない。


なんせ、校内で“抱きたい男NO.1”なのだから。




「「「「ゴクッ……。」」」」


皆が凄い勢いで瑠羽に近付く。


「「「みみみ水無月!!!!」」」


『ほぇ?』


私は声がした方に振り向いた。


男は瑠羽の肩に手を置き、鼻息を荒くした。
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