☆男目線☆ 【完】
「あああのさ!!自由時間の時、俺と回らね!?」


男は顔を真っ赤にし、どもりながら喋った。


『うーーん……ごめ「瑠羽は遊ぶ暇ないだろ。」だそうです。』


間髪いれずに竜也が瑠羽の言葉を遮った。


「わ……。」


男は竜也の姿を見て、またまた顔を赤く染めた。


竜也は、まさにフランス人形のような美少女だったからである。


「「「すすすみませんでしたァッッ」」」


男達はすぐさま私達から離れ、教室から出ていった。


竜「ふんっ全く。気をつけろよ。お前今、女の格好してるんだから。」


いや……あなたもですよ……。


フランス人形のように美少女なの、気付いてないのね……。


麗は黒猫っぽくニャー♪と言って皆を笑わしていた。


私は、左胸に“るう”と書かれたハート型のバッチをつけた。


これで準備が整った。


そろそろ放送が流れる頃かな?
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