☆男目線☆ 【完】
その後もコスプレ喫茶は行列が出来る程繁盛し、午前の部が終わった。


私はジャージを羽織り、お財布を持って竜也を呼びだした。


『屋台でご飯買おっ♪』


「こんな格好で行きたくねー…。」


『大丈夫だって!!早くっ♪』


私は無理矢理竜也の腕を引っ張り屋台へ向かった。


途中、何度か声をかけられたり、物を貰ったりしたが、なんとか振り切り、屋台にたどり着いた。


『俺、タコ焼きとじゃがバタとクレープとりんご飴食べたい♪』


「いや、多いだろ……(汗」


『働いたからお腹空いちゃって。』


瑠羽はお腹をさすりながら笑った。


「あんま食い過ぎるなよ。」


竜也はフッと微笑みながら瑠羽の頭を撫でた。




―ドキッ


あれ?


なんだこれ。


胸がドキドキする……。

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