☆男目線☆ 【完】
茶髪のウィッグをつけ、ワックスで無造作に遊ばせ、スプレーで固めた。


耳にはピアスを左に3つ、右に2つ付け、首にはクロスのネックレスをつけ、指にはゴツい指輪をつけた。


ピアスの穴の数はお兄ちゃん達と一緒なんだ♪


準備が整ってから、急いで教室へ戻った。




―ガラッ


『お待たせ〜』


走って教室に入ったから息が上がっている。


少し汗をかいたのか、首筋に汗が垂れ、妙に色気がある。


翼「瑠羽!?」


『あっみんなもう準備終わったんだ〜』


翼「まぁな♪にしても、お前…ホストに見える…。」


『当たり前だろぅ〜。俺はNO.1を目指すッッ』


瑠羽は左手を腰に置き、右手で人差し指を立てた。


隼「何言ってんだぁ?NO.1はオ・レ。」


そう言って近づいてきたのは隼人だ。


カッターシャツを第3ボタンまで開け、かなり気崩し、アクセをジャラジャラ付けている。


色気のある流し目で私を見た。

< 380 / 736 >

この作品をシェア

pagetop