☆男目線☆ 【完】
『なぁに?おねーさん♪』


平静を装い、ニッコリとした笑顔を見せた。


「今日〜終わったら遊ばなァい〜?」


女は胸を瑠羽の腕にわざと押し付けながら上目遣いで尋ねてきた。


『ごめんね〜。終わったらクラスで打ち上げなんだよ〜』


嘘だけど。


「えェ〜いぃじゃァん♪」


どっからそんな声を出してるんだろう……。


『ごめんねぇ。俺打ち上げ楽しみにしててさ♪
おねーさん綺麗だから、俺なんかより良い奴いると思うぜ☆』


女にウィンクしてから頬っぺにキスしたら、顔を真っ赤にして巻き付く腕を強くしてきた。


それから何人か相手にしていたけど、唇にキスされそうになったり、襲われそうになったりしたけど、なんとか耳元で甘く囁きながら宥め、その場を凌いだ。


全部、隼人の入れ知恵だ。


隼人は持ち前のタラシで口説き落とし


麗は可愛いキャラを突き通し


翼は顔を背筋を伸ばし、緊張しながら接待して


秀は寡黙さを売り、最低限の質問しか答えてなかった。
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