☆男目線☆ 【完】
瑠偉兄は大歓声を浴びながら、歌い終わった。


瑠偉「みんなありがとうーーッッ!!」


「「「「キャーーーーッッ」」」」


またお兄ちゃんのファンが増えるだろうな。


お兄ちゃんに笑顔で手を振り、クラスを後にした。




1年の校舎に戻り、少し歩くと“お化け屋敷”と書かれた看板が。


瑠羽は無視してその場を去ろうとしたが、隼人がそれを許さなかった。


「なぁ、お化け屋敷入んね?」


そんなのもちろん……


『ヤダ』


「なんで」


『ヤダから。』


「怖いんだ?」ニヤ


隼人は口端を上げ、怪しく笑った。


『なッッ怖くないし……。』


本当はお化け大っ嫌い。


暗い所も嫌い。


突然脅かされるのも嫌い。
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