☆男目線☆ 【完】
『そろそろ休憩終わるから行こうぜッ』


瑠羽は隼人の腕を引っ張るが、隼人は動こうとしない。


「少しくらい遅れても平気だろ♪今空いてるみたいだし、中入ろうぜ。」


隼人は瑠羽の手をとり、無理矢理お化け屋敷の中へ入って行った。


『ちょッッ隼人ッ』




ヒュー……ドロドロドロー……




Σビクッ




「クスッ、ちゃんと繋いどけ。」


隼人は瑠羽の手に指を絡めた。


私は怖くて怖くて手が震えていたが、隼人がふんわり包みこむように、手を握ってくれて、いつの間にか震えが止まっていた。




ギャー---ッッ


生首ーーッッ


吸血鬼ーーッッ


雪女ーーッッ


心臓がバクバク言ってるーーッッ
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