☆男目線☆ 【完】
『んー口以外なら良いよ?』


私は麗から離れながら言った。


また変な事しそうだと感じたから。


麗「えーじゃあコッチにする♪」


麗はそう言うと、瑠羽の頬に手を添え、耳朶にチュッとキスをし、ペロッと耳を舐めた。


『ひァンッ』


途端甲高い声が出てしまい、私の顔は羞恥でカァッと熱くなった。


麗「クスッ、かわいっ」


麗は瑠羽の耳元でポツリと呟いた。


『ぁ…//』


耳に吐息がかかり、甘い声と共に耳が片方だけ紅くなった。


その時麗は皐月の方を見ながらクスッと笑った事には、瑠羽は気付かなかった。


私は吐息がかかった耳を抑え、赤くなった顔を俯かせた。


皐月は下唇を噛み、顔を歪ませながら麗を睨んだ。
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