☆男目線☆ 【完】
上から紙吹雪が振ってきた。


《おめでとうございます!!

お二人はこちらへどうぞ!!》


竜也と私は司会の速水先輩の方に促され、竜也は王冠、私はティアラが頭の上に乗った。


《今の心境はどうですか?》


速水先輩が竜也にマイクを近づける。


「えーと……ありがとう…ございます……。」


竜也は恥ずかしいのか、顔を赤らめ、私にマイクを渡してきた。


『あの…えっと……俺を選んでくれてありがとうございます。』


瑠羽は戸惑いながらも笑顔で答えた。




こうしてミス&ミスターコンテストは幕を閉じた。




その後は教室に戻り、またスーツに着替え、閉店時間になるまで接客し続けた。


1-Aは大盛況をおさめた。


ホスト喫茶での指名率NO.1は竜也だった。
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