☆男目線☆ 【完】
壇上に上がったのは私を含めて3人。


《思ったより少ないんですね〜》


神谷会長はクスクスと笑い、私達を見た。


《それではまずハートのネックレスを見つけた方は誰ですか?》


神谷会長にそう言われ、躊躇なく手を上げた。


そして首元に光るハートとクローバーの鍵のネックレスを見せた。


《なんと、水無月君が見つけましたか。それではキスは無しですね。》


神谷会長は残念そうに言う。


瑠羽は少し安心した顔になる。


《それでは、ダイヤ、スペードを見つけた方はあとの2人ですね。》


2人共、がたいの良い体育会系の顔付きをしている。


2人はポケットからアクセを出し、残念そうに顔を俯かせる。


《では、せっかく見つけたので、ご褒美に頬にキスのプレゼントをしてあげてはくれませんか?》


神谷会長は私にチラッと視線を移し、問い掛けた。
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