☆男目線☆ 【完】
私はもちろん、その言葉に顔を歪めた。


2人はキラキラとした期待の眼差しを私に向けてくる。


確かにこの1時間、必死に皆探したのだろう。


何もしないのも可哀相だ……。


私は意を決し、右隣にいた子の肩に手を置き、背伸びをしながらその子の頬にキスをした。


左隣にいた子にも同様に頬にキスをした。


私は2人に微笑み、「お疲れ様」と言い、壇上を降りた。


2人は頬を染め、緩む顔を手で抑えながら壇上を降りた。


生徒たちは口々に「良いなぁ」と漏らす。


《これにて、生徒会主催特別企画を終了します。》


そのまま閉会式が行われ、学園祭は幕を閉じた。


教室に戻り、教室内を片付け始める。


私は5人の元に行った。
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