☆男目線☆ 【完】
『もぅッ、キスするなら玄関じゃなくて、せめて家ん中入ってからにしてよ。』


瑠偉「ごめんごめん♪」


何それ…兄妹の中では当たり前な事なわけ?


意味分からん……。


此処は日本だぞ?


俺は自分が口を開け、アホ面で瑠羽達を見ていた事には気付かなかった。


『竜也、早く中入ろ?』


竜「…あ…あぁ…。」


俺は曖昧な答えをし、靴を脱ぎ、瑠羽に促されるまま階段を上り、自室に入った。




鞄を下ろし、部屋着に着替え、リビングに行き、夕飯を済ませた。


瑠羽がお風呂から上がったのを確認してから、シャワーを浴びに行った。


湯舟に浸かりながら、瑠羽と兄貴達のキスを思い返した。


胸がチクチクする……。


瑠羽の唇が、あんなにツヤツヤしているのは兄貴達とキスしているのからなのか?


苦しい……。
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