☆男目線☆ 【完】
私は鞄から履歴書を出し、担当者の方に渡した。


その後は色々と質問をされ、ドキドキしながら答えていた。


「そんなに緊張しなくて良いからね。」


店長さんはクスクス笑いながら私を見た。


私は知らぬ間に肩に力が入っていたらしい。


なんだか恥ずかしくなって、顔を俯かせた。


「君面白いね。よし、採用だ♪」


へ?


聞き間違えだろうか……。


今“採用”と聞こえたような……。


私は顔をあげると、前澤店長はニッコリと笑った。


私はカチコチに固まっていた緊張の糸が解れた。




「じゃあ、みんなに君の事を紹介するから着いてきてもらえるかな?」


『はいっ。』


前澤店長は穏やかに笑いながら言うと、席を立ち、私をスタッフルームの中へ促した。
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