☆男目線☆ 【完】
私は紅輝さんの後をヒヨコのように付いて行き、震える手でハンディを持ち、紅輝さんの後ろでお客さんの声を聞きながら注文をとった。




『ふぅ…。』


私と紅輝さんは裏に戻り、ハンディを見合わせて、答え合わせした。


「あっここは、ごはんとドリンクバーを注文されたら、Aセットになるんだよ!」


『そっか!AセットとBセットがあるんだ……。』


「そう。単品で打つと高くついちゃうからね。」


『はいっ』


紅輝さんは丁寧に優しく教えてくれて、大分頭に入った。


ちなみにBセットはごはん(又はバケット)、ドリンクバー、サラダ(又はスープ)が付くらしい。




「瑠羽は覚えが良いから、次来た時には1人で注文とれると思うよ♪」


『ありがとう!私頑張る!』


私は握りこぶしを上にあげた。


紅輝さんはクスクス笑うと、私の頭を優しく撫でた。
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