☆男目線☆ 【完】
「瑠羽は可愛いな♪」


『え!?』


私は急に“可愛い”なんて言われたから顔が赤くなってしまった。


『全然可愛くないよ!!あそこに座ってる女子高生達の方が100万倍可愛いよっ』


私はボックス席に座ってる女子高生達を指差した。


「いやいや、瑠羽の方が可愛いよ♪」


なんで平気でそんな恥ずかしい事が言えるんだろう…。


『紅輝さんだってカッコイイよ…。』


瑠羽は顔を俯かせ、頬を赤らめながら言った。


「ふふ、ありがとう。」


お世辞じゃない。


長身で顔が整っていて、お兄ちゃんと良い勝負だ。


穏やかな微笑みは優しげで、頭を撫でてくれる所とか兄のようだ。
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