☆男目線☆ 【完】
紅「でも、2人共1年生だよね?」


『うん、私達義理の兄妹なんだ♪』


紅「ふーん…。」


紅輝さんは眼を細めながら竜也を見て、片手を出した。


紅「俺、峰岸学園の2-B、梶紅輝。よろしく。」


竜「1-A、早瀬竜也。」


竜也は小さな声でポツリと言い、握手を無視した。


紅「ふふ、瑠羽と違って早瀬はクールなんだな。」


紅輝は決して笑ってない目で微笑んだ。


竜「“瑠羽”…?」


竜也はこめかみに青筋をたてながら私の名前を言った。


紅「あぁ、瑠羽から名前で呼んで良いと許可をもらったからね。」


竜「……。」


竜也は無言で私の手を引っ張ると、私を胸の中におさめ、頭を胸に押し付けた。
< 484 / 736 >

この作品をシェア

pagetop