☆男目線☆ 【完】









―コンコン


『どうぞー』


目を瞑りながら返事をするとドアを開け、竜也が入ってきた。


私は目を擦りながら上体を起こした。


竜也は私の隣に腰掛けた。


『なにー?』


「今日梶先輩に告られてただろ。」


え?


なんで竜也が知ってんの?


『もしかして…』


「最初からいた。」


『ウソ……。』


私はテディベアをギュッと抱きしめ、項垂れた。
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