☆男目線☆ 【完】
階段を降りて玄関へ行くと、竜也が靴を履いて待っていた。


竜也の服装はツイードジャケットに黒パンツ、赤チェックのマフラーをしている。


カッコイイ……。


つい見とれてしまった。


竜也の元に行かないと。




『お待たせ!』


「……あぁ。」


竜也は私を上から下まで見てからフイッと顔を逸らした。


私似合わないのかなぁ…。


『私…変…?』


目尻に涙が溜まり、視界がぼやける。


ボソッ
「………似合ってる。」


竜也は小さな声でそう呟くと、後ろを向いてしまった。


耳がほのかに赤くなっていて、照れてるのかなと思う。
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