☆男目線☆ 【完】
十「ヒュ〜」


怜「やるねぇ〜」


2人はKYなのか、この状況でからかってくる。


吾郎さんは手を口元に持っていき、クスクスと笑ってこっちを見ていた。


私は瀬那さんを近くの椅子に座らせた。


離れようとしたら、背中に回った腕が離れてくれなくて、ガッシリと私を抱きしめて動かない。


瀬「…zzZ」


私は抱き枕かッ!!


吾郎さんは苦笑しながら私達を見ている。


後ろには般若と阿修羅と魔王がいるから振り向けない……。


仕方なく私は隣に座り、しばらく抱きしめられたまま放置する事にした。


お兄ちゃんは鬼の形相のせいで撮影が進まなく、代わりに十夜さんと怜夜さんが撮影していた。
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