☆男目線☆ 【完】
それを聞いた俺は族から足を洗い、紅髪だった髪を黒に染めて更正し、バイトを始めたんだ。


でも族に入ってた頃の名残りで、今でも煙草は辞められない。






海「紅輝、初恋じゃね?」


紅「……。」


あぁ。
この年で初恋。
しかも一目惚れ。


中学まで喧嘩する事しか頭に無かったから。


海「告白の返事もらったん?」


紅「まだ…。
でも無理そう…。」


海「なんで?」


なんでって……。
瑠羽の瞳には俺が映っていないから。


初恋は叶わないって本当なんだな。


海「振られても諦めんなよ?」


当たり前だ。
初恋だからこそ簡単には諦めたくない。
< 581 / 736 >

この作品をシェア

pagetop