☆男目線☆ 【完】
第五章

兄妹関係

バイト中は私に気を使ってか、紅輝さんは明るく振る舞っていた。


たまに視線が合うとニッコリと笑ってくれる。


いつも通り優しく私の頭を撫でてくれる。


そんな紅輝さんがバイト仲間として、友達として好きだ。






バイトが終わり、サムディの前で竜也を待っていた。


紅輝さんは今日のシフトが22時までらしく、まだ働いてる。




バイトへ行く時に紅輝さんに言われた事を思い返してみた。


紅輝さんが聞いてきた“私の好きな人”


なんで“分からない”って言ったんだろう。


私は自分が好きという気持ちに気付いているの?


好きって何?


ドキドキすること?


きっとそれだけじゃない。
< 589 / 736 >

この作品をシェア

pagetop