☆男目線☆ 【完】
だけど今は側にいるだけで幸せ。


関係を壊したくない。




この感情を封印しよう…。




私は気持ちを胸に押し込めながら家路についた。






――――…
――――――…




翌朝


日の光が部屋に差し込み、目を細める。


顔を洗い、歯を磨いて、制服に着替えウイッグを付ける。


リビングに下りると、黙々と朝食を食べている竜也の姿があった。


『おはよう。』


竜「はよ。」


朝の挨拶を交わし、私は向かいの席に座った。


瑠禾「おはよー」


瑠偉「…zzZ」


みそ汁をすすっていると、階段からお兄ちゃん達が下りてきた。


瑠偉兄はまだ寝ぼけているみたいだ。
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