☆男目線☆ 【完】
『ハァ…ハァ……ハァ…。』


思い切り走ったからか疲れてしまい、壁にもたれ掛かる。


『ハァ………ハァ……。』


呼吸が乱れて、立ち上がる事ができない。


会長に触れられた事を思い出し、顔色がどんどん悪くなっていく。


気持ち悪い…。




「瑠羽!?」


竜也が私を見つけた途端、走って私に駆け寄った。


私は1-Aの前まで走ってきたらしい…。


私は安堵感からか急に身体が震えだし、竜也に寄り掛かる。


そのまま目を瞑り、意識が途絶えてしまった…。



――――…
―――――――…



パチッ


重たい瞼を開けると、白い天井が見えた。


竜「気付いたか。」


目の前には心配そうな顔をするみんなの顔が。


麗「瑠羽ちゃんが倒れたって聞いた時ビックリしたよ〜。」


麗が今にも泣きそうな顔で私を見る。
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