☆男目線☆ 【完】
いつか紅輝さんに本当の事が言えると良いな…。




気分を入れ替え、
明日こそはバイト頑張ろうッ
と自分に喝を入れた。






帰りは紅輝さんに見送られ、竜也と一緒に帰った。


相変わらず竜也は紅輝さんに会うと不機嫌になる。
その度に私が宥めてるけど…。


竜也の頭を背伸びしながら撫でてあげると、頬を緩ませ機嫌が直る。


あと竜也は寂しがりやなのか、いつも帰り道に手を繋いでくる。


相変わらず私の鼓動はドキドキと煩いけど、やっぱり嬉しい。


兄妹の特権だよね?


私、ちゃんと竜也をお兄ちゃん達と同様に接せてるかな?


必死に竜也との関係を繋ぎとめている自分は可笑しいですか?






――――…
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