☆男目線☆ 【完】
『良かったね♪』


笑顔で答え、自分の席へついた。


クラスの廊下側を見ると、何故か人だかりが出来ていた…。


しかもなんか見られているような…。


竜「チッ…」


竜也が軽く舌打ちをし、窓にへばりついている人達を睨んだ。


『なんで人だかりが出来てるの?』


私は舌打ちした竜也に聞いてみた。


竜「これのせいだ。」


竜也は翼がまだ読んでいる“Cross”を指差した。


麗「名前記してあるし、やっぱり皆気付いてるんじゃなぁいぃ?」


うーーん…。


たった数ページしか載ってないのに、私だって気付くもんなの?


私は頭の中が疑問だらけで埋めつくされていた。
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