☆男目線☆ 【完】
外は雨がザーザーと降っている。
暗雲が空を埋めつくし、なんだか不気味だ。


「天気予報は晴れっつったじゃんかよ。」


傘もってねぇし…。


仕方ないか…。


俺は鞄を頭に乗っけて走りだした。




冷てぇ…


針が全身に突き刺さるかのように身体が冷えて感覚がない…。




俺は家に着くとすぐにドアを開けて中に入った。


中は暗い。


親父は仕事で夜遅くに帰ってくる。


だからいつも家ん中では一人で過ごしている。


暖房と炬燵のスイッチを入れた。


俺は身体をタオルで拭き、Yシャツや靴下を洗濯機の中に放り投げた。


ジャケットなどをハンガーにかけ、スプレーをかけ部屋干しした。
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