☆男目線☆ 【完】
お風呂から上がり、タオルを首にかけ、自室に戻って髪を乾かした。




―コンコン


竜「はい。」


瑠禾「竜也入っていいか?」


瑠禾兄?


竜「どうぞ。」




―ガチャ


瑠禾兄は座椅子に座り胡座をかいた。


瑠禾「今日学校どうだった?」


竜「別にいつも通りだけど…。」


瑠禾「そうか……。」


瑠禾兄は何が言いたいんだ?
なにか用事があったんじゃないのか?




瑠禾「瑠羽のことなんだけど…」


ピクッ


俺は“瑠羽”の名前に反応し、肩が跳ねた。


瑠禾「お前の気持ちを知りたくてな。」


瑠禾兄は真っ直ぐ俺の目を見て聞いてきた。
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