☆男目線☆ 【完】
自分の行動を思い返してみる。


俺は逃げていたのかもしれない。


兄妹だから近くに、側にいるのが当たり前だと思ってきた。


いざ人のものになると、前が見えなくなり、大切な人を傷付けて自分だけ逃れていた。


大切な人を泣かせて…俺最低だ……。


こんな俺を瑠羽は許してくれるだろうか。


いや許してもらえるように心を入れ替えて懇願しよう。


そして想いを伝えよう…。


好きだって…


愛してるって……。






――――…
――――――…




夕食の時間になっても瑠羽はリビングに現れなかった。


ク「ママサン、ルウハ?」


母「ん〜食欲が無いみたいなのよねぇ〜…風邪引いたのかしら…。」


竜「……。」
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