☆男目線☆ 【完】
「大丈…夫…歩けるから…。」


隼人は私に寄り掛かりながらそう言った。


大丈夫かな…フラフラしてるのに…。


その後もタクシー呼ぶか歩きながら何度も聞いたが断られた。




歩いているとマンションが見えてきた。


『あれ?』


私はマンションを指差した。


「そう…502号室…。」


オートロック式なのか隼人がピピッとボタンを押したらドアが開いた。


エレベーターに乗り、やっと隼人の家についた。


隼人は制服のポケットから鍵を出すとドアを開けた。


―ガチャ


『おじゃましまーす…。』


中に入ると部屋は真っ暗で閑散としている。


私は用意されたスリッパに履き変えると、隼人を支えて中に入った。


『隼人の部屋どこ?』


「そこ…。」


隼人の部屋に入り、電気を付けた。
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