☆男目線☆ 【完】
竜「……。」


隼「…なんだよ。」


竜也は隼人の言葉を無視し、前に向き直った。


隼人は竜也の後ろ姿を睨みつつも、また私の頭を撫でた。


私は頭に乗っている隼人の手をとった。


『隼人……放課後空いてる…?』


隼「…あぁ。」


一瞬隼人の顔が強張った。


『じゃあ、放課後屋上に来てほしい。』


隼「……分かった。」


隼人は私から手を離すと自分の席に戻った。


丁度、担任の勇っちが来てHRが始まった。


私は勇っちの話を聞き流しながらメールを打った。


__________
TO: 竜也
Sub: Re;
From: 瑠羽
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日放課後屋上で待っ
てて。



――――――――――


パタン


私は携帯をポケットにしまい、1限目の教科書を出した。






――――…
――――――…
< 696 / 736 >

この作品をシェア

pagetop