☆男目線☆ 【完】
私はゆっくりと唇を重ねた。最初は軽く、何度も角度を変えて、竜也の柔らかい唇を堪能する。


舌で遠慮がちに竜也の唇をこじ開けると、ゆっくりと舌を入れる。


すぐに竜也の舌が絡んできて戸惑いながらも、一生懸命舌を絡める。


「んっ……。」


竜也の口から漏れる吐息が熱い。


私のキスで感じてくれているのが嬉しい…。


竜也とのキスがだんだんと激しさを増し、執拗に口内を貪られ卑猥な音が室内に響く。


『ぁっ…ふ……。』


熱く、甘く、とろけてしまうキス。
深く溶け合ってお互いを求める。


私は竜也の服をギュッと掴みながら必死にキスをしていた。




2人の唾液が混じりあい、絡み付き、それを飲み込む。


飲みきれなくて口端から垂れた唾液を竜也は綺麗に舐めとってくれた。


その仕種がまた色っぽくて顔が火照ってくる。




「よくできました。」


竜也は微笑むと私の頭を優しく撫でた。




あぁ…私はこの竜也の笑顔が好きなんだ。
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