☆男目線☆ 【完】
竜也はドライヤーの電源を止め、私の腰を持ち上げ竜也の膝の上に私を置いた。


私を後ろから抱きしめ、肩口に竜也が顔を埋めた。




「良い香り…。」


『竜也…擽ったいよ。』


背中から竜也の体温を感じる。髪が頬や首にかかり、擽ったい。


チュッ


竜也は私の頭にキスを落とし、私の身体を反転させた。




目の前には竜也が柔らかい笑みを零し、私を見つめていた。


そのまま引き寄せあうかのように唇が重なった。




最初は優しく慈しむように、しっとりとした甘いキスでお互いの温もりを唇を通して感じた。


唇を重ねたまま、竜也の手が私の腰に伸びてくる。


ドキッとすると、そのまま抱き寄せられた。


『んん……っ』


激しさを増す竜也のとろけるような甘いキス…。


温かい舌が私の口内を獣のように動き回る。


静寂の中で、私達の熱い吐息が絡み合う。


キスが唇から離れて首筋に移動した。


『あ……』


首筋に熱い唇を押し当てられ、思わず甘い声を漏らしてしまった。
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