☆男目線☆ 【完】

胸にサラシを巻き､お母さんから貰った制服に腕を通し､茶髪でショートのウィッグをつけ､最後に髪にワックスをつけて､鏡の前でｸﾙｯと♪


『よしっ今日から男だ!!!』




―ｶﾞﾁｬ




『みんな〜私の男装姿どう〜??』


「｢｢!!!!????｣｣｣


瑠羽がリビングのドアを開けると､皆の目が見開いた｡


母「イヤ〜ン瑠羽ちゃんイケメンじゃなぁい♪♪」


『へへ♪』


ママはキャキャッと女子高生のノリで騒いでいる｡


母「お兄ちゃん達より良い男だわっ」


ママは目をハートにさせている｡


瑠禾･瑠偉「｢おい(汗｣｣



瑠禾「素材が良いとここまで変わるか｡」


うん??よく分かんないけど､男には見えるって事だね♪


瑠偉「カッコカワイイってやつだね〜♪」


カッコカワイイ？
なんだそれ？


母「後は男言葉ね｡これからは“俺”って良いなさいよ｡」


『は〜い』


俺俺俺俺俺俺……

よしッ大丈夫｡


母「あと､くれぐれも他の人達にはバレないよ〜にｯｯ!!」


瑠禾「それは俺達がサポートするから任せて｡」(ﾊﾞﾚたら瑠羽が襲われるからな…｡)