☆男目線☆ 【完】
そのまま2人の男に押し倒され、ムチムチマッチョが覆いかぶさってきた。


私はとにかく暴れまくった。


男A「うわッッこいつ暴れんなッッ」



『助け…て…』





竜「お前ら瑠羽に触んじゃねェーーーッッ」


隣のベランダからヒョイっと竜也がやってきた。


竜也は私が今までに聞いたことがないくらい大きな声を上げて、私を引っ張り上げてくれた。




ボカッ


バキッ


ドカッ



竜「ここは俺に任せて、お前は逃げろ!!」


竜也は相手を殴って蹴飛ばして放り投げていた。


すごっ


竜也も有段者なのかな!?


相手は身体中、強打したのかピクリとも動かなくなった。


叫び声が外に漏れたせいか他の人達の走る音がこっちに来ているのが分かった。


竜「早く行けッッ」


竜也の声が室内に響く。


『竜也…ありがとう!!』


私はベランダから飛び降り、すぐ下にいた隼人と一緒に逃げた。
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