parple sound~あたしの彼~
序章/恋の始まり



「あたし、先輩、すき」


片言みたいにそれだけ言った。

感覚なくなりそうなのに、心臓だけはいやに音高くなってて、

気が遠くなりそうな位体温が上がって、



「なんで?!」


すっとんきょうな"先輩の声"に比喩でなくガクッと崩れ落ちた。



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