【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢
「終わったの?」
隣に入った湊太くんに声をかけた。
「ごめん、起こした」
隣から湊太くんは、私の頭を撫でた。
「別の部屋で寝ようと思ったんだけど、寒すぎた。
布団買わなきゃな。
香澄の物を揃えないと」
私は湊太くんにくっついた。
「あんま…くっつくと…」
「キスしよ…湊太くん」
私は湊太くんの顔を見た。
「キスしたら、止まんね−けど」
「いいよ」
「やめてって言うなよ」
「言わないよ」
「初めて…じゃないよな。さすがに。。」
ぐっ。。。。
「初めてですが。。。」
「マジでか」
「まじです」
「そうか………」
くっくくくっと湊太くんが笑った。
「笑わないでよ。傷つくなぁ」
「違う違う…
よかったって
うれしくなっちゃってさ…
香澄は
俺だけのもんだ」
ちゅ ちゅ ちゅっと
何度か軽いキス
そして深いキス
このなんかエッチな気分になっちゃう湊太くんのキス
過去を埋めるように
何度も繰り返した。