【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢
「香澄!!!香澄!!!」
湊太くんがすぐに給食室にきた。
「胃が痛い。。。」
「俺、ちょっと校長先生に言って、
香澄、病院に連れていきます」
しばらく待ってまた湊太くんがきて、抱えられるように車に乗せられ、
近くの病院に連れていかれた。
待合室でずっと湊太くんは背中をさすっていてくれた。
「なんか無理してたんか?
仕事きつかったら辞めていいんだからな。
香澄が働かなくたって大丈夫なんだから」
と、ずっと心配してくれていた。
診察室に呼ばれ、
ひとりで入り、いろいろと問診、簡単な検査をして、
また、待合室で待たされた。
「なんか言われたか?」
「なんか…違う病院に行った方がいいかもって…」
湊太くんは青ざめた。
「坂本さん…旦那さんも一緒にどうぞ」