【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢




我慢……そんなのできない…




「傷ついた?

でも後から知るよりいいでしょ?



ま、そういう事だから。


嘘だと思うなら湊太本人に確かめてみなさいよ」




そう言い放って


女の子は階段の方へ歩いて行ってしまった。




セフレ


いかせるのが…上手




彼女がいてもする




1ヶ月続いた事がない






頭の中の優しい湊太くんが、ガタガタと崩れていく…








がたんとベンチに座った。



しばらく放心状態………












「お待たせ」




湊太くんの声がして、


我にかえった。



見上げると、大好きな湊太くん…




「あれ、なんかあった?」






その時、電車が来て、




私は




急いで乗り込んだ。




「…待てって」



湊太くんも追いかけてきて、



一緒に電車に乗って、


ドアのところに二人立った。





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