☆炭酸TEEN☆
「ウチと一緒にゴールまで走って!」

彼女の隣には恭の姿もあった。

「いや俺、出場者なんすけど…」

「選手がNGとはどこにも書いてへんやろ?
木野くんのお題は?何持って行くん?」

―っ!

「えっと、俺は…亜月…かな」

「亜月?ああ、5組の?
あんな奴があてはまるなんて、マニアックなお題やな」

―あんな奴がライバルになってまう俺がマニアックっつー事よな…

木野は渇いた笑いを和紗に向けた。
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