☆炭酸TEEN☆
その上、顔も良いものだから、とにかく注目の的だった。

「そんなーっ、賢くて格好良いて聞いたら普通、爽やか王子様系やと思うやん」

「出た、固定観念」

あれが噂の新入生……。あんな自己中委員が……!!

しかも新入生ってことは年下やんか!

なんて生意気な奴!!



体をワナワナと震わせ、どす黒いオーラを放つ莉那。

気のせいか、「ふっふっふ」という奇妙な笑い声さえ聞こえてくる。


そんな彼女に、和紗は若干引いた。

「一応相手は学園アイドルやからな。関わんのも程々にしーよ」

メラメラと燃え上がる復讐心は、彼女の忠告を掻き消した。
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