☆炭酸TEEN☆
☆第一章☆チャラ男くん


「なにー? 莉那。木野くんと仲よさ気に話してー。気になる感じ?」

さっきから他クラスの友達と話していた和紗が戻ってきた。

「はあ!? どこをどー見たら、そーなんの。あんな奴絶対ムリやから!」

「ふーん……。そうやなぁ、彼はウチらなんかじゃあ到底かなわん相手やからなー」

学園アイドルやしな。と和紗が頷く。

「いや、そういう意味じゃなくて……」

「すごーい!!」

莉那の言葉は女子達の騒ぎ声に掻き消される。


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