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芽生え始めた恋心
―5月―
入学してから1ヶ月。とても早かった・・・。
入学してから私はずっと蓮にいじられっぱなし。でもたまに優しい蓮に私の心臓は高鳴る一方だ。
ある日のこと・・・。
『ふれ合い合宿でーす。』
教室に入ってきてそうそうそんな言葉を口にする担任。
ふれ合い合宿ー!?
『男女それぞれ2人ずつの班を作ってきてくれー。できたら先生のとこに持ってきてほしいっ!!』
入学してから1ヶ月・・・。まだこいつのしゃべり方に馴れなかったりする。
そんな時帆波の声が後ろから聞こえた。
『優理花★もちろん私と一瞬の班にするよね?』
『当たり前じゃん!!私と同じ班は帆波以外考えられない。』
そう言って2人は笑った。
『男子はどうする?』
浮かれてた私に帆波は冷静に尋ねた。
男子2人は・・・
『俺と蓮でいいじゃん。』
私もそれ思った。私の心を読んでくれてありがとう。
『って伊吹!!』
『帆波俺らとじゃ嫌?』
『別に嫌じゃないよ・・・。蓮こそ嫌じゃない?』
チクッ
2人のお似合いな姿に前とは違う感覚で胸が鳴った。
何だろう・・・モヤモヤする。2人が話してると息ができなくなるほど・・・クルシイ。
少しだけど頬を赤らめてる帆波が悔しいほど可愛かった。