大好き>大嫌い
優理花は心の中でガッツポーズをした。


『おーい?』


不審そうな顔をして、その男は優理花の顔をの前で手を振った。


『はっ・・・ハい!!』

返事に気合いが入りすぎて、多少声が裏返ったのも今の優理花には気にもならなかった。


『ハい!!って・・・。(笑)』


男は優理花の声の裏返り方がツボにはまったのかしばらく爆笑してた。


『あの・・・?』


『あっ!!本題忘れるとこだった。君名前は?』



この人何か嫌な感じ・・・。

優理花の直感はそう働いた。

『先にそっちが名前名乗るのが、礼儀じゃないんですか?』

優理花は、精一杯の強がりで声を張り上げた。

















しばらくの沈黙の後・・・。
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