消えないキオク
ケンカ
―次の日―
「あっ!奈緒おは……」
ダッ=З
奈緒……?
―――――――――
―――――
それから、奈緒は私のことを避けつづけた。
「ねぇ。奈緒!」
ダッ=З=З
「奈緒ってばっ!!」
「…………。」
「ねぇ!なんで私のことシカトするの?」
「………………。」
「なんか言ってよ!」
「…………………。」
パシッ=З
「痛ッ…。何する「思ってること言ってくれなきゃわかんないじゃん!!なんで…ッ…なんで私のこと避ける…のょ?
ヒクッ…
言いたいことあるなら言ってょ!」
「……美咲も…
美咲も和也が好きなんでしょ?
この前、屋上で話してるの見ちゃったの!和也にだっていつも私ばっかりバカにされるし………
もぅなんかわかんなくなっちゃって…」
「奈緒…。」
ぐっ……………
「大丈夫。私、和也のこと好きじゃないよ。奈緒を裏切るようなことするわけないじゃん。」
「美咲ぃ…。ゴメンねぇ」
「もぅいいよ。私こそゴメンね!」