女装男子!
「だって、事実を知られたのか確かめなきゃって思ったから」


(事実とか、言わないで)

反論しようにも、パニックで何も頭に言うべきことが思いつかず、その場に立ち尽くす僕と、


さっきから険しい表情で、爆弾発言を繰り返すみや姉をゼロは交互に見つめ、声を振るわせながら言った。


「っ~…、今、事実って…お、男って?」
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