女装男子!

「じゃ、後はやるからゼロも、部活の準備してきていいよ」


「助かった、ありがとう」と付け足して、まだ制服を着ているゼロを見る。


ゼロは、「う〜ん・・・」とうねりながら、苦いものを食べた時のように、顔を歪ませながらわたしを見て


「今日、体調悪いから隅で見学しようと思ってんだ」


と、告げて準備室を出て行ってしまった。
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