女装男子!

(保険医が閉めてくれたのか)


閉まった仕切りを見て、一人で納得した。


だんだんと、覚醒してきた意識で、先程から聞こえる話し声を盗み聞く。


『ありえないよ、僕は巨乳好きなんだよ?』

『そんなの好きになったら関係ないでしょ』


『関係あるよ! あんな平面を望んで生まれてきたわけじゃない!!』


バンッと、大きい音がした。
おそらく、少し興奮している奴が机を叩いたんだろうと予測する。
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