果てない恋色空




「…嫌なら
取り消せ」



雪野はそう言って、
畳の上に食事を置いた。


「ありがとう」






そして
一礼して行ってしまった。




「…あれ、

ここで食うの?」



「うん。

私は監禁されている身だから」




「だったら
一緒に食おうぜ!!」



と新八が提案。




「…ひとりでいい」



五月蝿いヤツが
たくさんいるのであれば

ひとりで食べたほうが
いいという考えだ。






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